避雷針PDCEの原理

従来の避雷針について

ビルやマンションなどの屋上に避雷針が立っている姿が見られます。落雷被害を避けるために設置されていて、もし落雷があった場合、雷を避雷針に誘導した後、放電エネルギーを地面に流すことで建物などの安全を図っています。

その避雷針の先端は、落雷を迎え入れるためのお迎え放電が出やすいように設計(避雷針自体はプラス電荷)されています。つまり、落雷を避雷針に誘導するため、「誘導針」と言えるとも考えます。

従来の避雷針

落雷抑制型避雷針PDCEについて

落雷を抑制する・制御するという発想の避雷針がPDCEです。PDCEは、絶縁物を挟んで2枚の金属で構成されていて、対極の電荷を発生します。地面側がプラス電荷となるため、その先端はマイナス電荷が発生。プラス電荷を求めて放電路を描いて降りてくる落雷を抑制・制御します。


※直撃雷は防ぐことができても、PDCEの有効範囲外で落雷が発生した場合、誘導された電圧が電線に乗ってビルやマンション内に侵入する可能性もあります。このリスクを防ぐために、サージ保護装置が別途必要です。

落雷抑制型避雷針PDCE

●雷被害の種類とその対策

直撃雷(直撃)

避雷針PDCEの設置により、その保護領域内の落雷を抑制・制御します。


逆流雷(地面を流れます)

落雷は地表を伝わり、被害が近傍にまで及ぶ場合もあります。避雷針PDCEを設置した付近への直撃雷が無ければ、逆流雷も発生しません。


誘導雷(電線を流れます)

落雷がなくても、雷雲が来ただけでも誘導雷は発生します。保安器などで防御しますが、誘導雷は防げないと言われています。